世界的に知られている浮世絵師、喜多川歌麿のシリーズ「婦人相学十躰」の中の1作品です。 湯上りの浴衣姿の女性、その振り返りざまの姿を捉えた構図です。髪型は貝髷(ばいまげ)という結わえで、かんざしに洗い髪を貝のように巻き付けまとめていることからその名がつきました。背景がキラキラと光って見えますが、これは鉱物性の雲母(キラ)膠(にかわ)を混ぜ煮たものを、刷毛で引いた「雲母引き(きらびき)」という技法で表現することで、独特の光沢を生みだし、より美人を引き立てる効果も生み出しています。
通常の大判サイズです。全プランでレンタルいただけます。
浮世絵専用額について 現代絵画と縦横比が異なる浮世絵が美しく見えるよう計算された専用額です。浮世絵を際立たして見せることのできる木製の「黒塗り」の専用額に入れてお送りします。柔らかな雰囲気の場所に適した「白木」の額も用意しておりますので、こちらをご希望の場合は、ご注文時にご指定をお願いいたします。
[浮世絵サイズ] ・38.4 × 26.1 cm
[額サイズ] ・40cm×55.5cm×2.5cm ・約1.6kg
喜多川歌麿
婦人相學十躰