説明
[浮世絵サイズ]
・34.0 × 22.3 cm
[額サイズ]
・40cm×55.5cm×2.5cm
・約1.6kg
広重晩年の大作であり、当時のベストセラーとなったシリーズ「名所江戸百景」からの1枚です。本作品の場所は現在の東京都東京都江東区亀戸、亀戸天神の境内を描いたものです。梅はもちろんですが、亀戸天神は藤の名所として人気のスポットでした。前面に大きく描かれている藤の奥には太鼓橋が見え、諸説ありますが、東側から男橋を描いたともいわれています。
本来、橋の下の色は空と同じ色を使うはずが、手違いで青くなってしまったという作品です(実際、後摺りの作品の場合は空は青くなっていません)。
また本作品は、印象派の画家モネに影響を与えたことでも有名で、モネは太鼓橋をジベルニーの庭につくり、大切なモチーフとして「緑のハーモニー」などで描いています。