広重晩年の大作であり、当時のベストセラーとなったシリーズ「名所江戸百景」からの1枚です。 本作品の場所は現在の東京都台東区あたりを描いたものです。浅草田甫は当時、吉原で働く遊女たちが暮らす控屋(ひかえや)があったエリアでした。作品はその部屋窓の格子越しに、田んぼの畦道を縁起物の熊手を担ぐ人が描かれています。浅草寺での酉の市からの帰り道でしょうか。窓から眺める猫の姿はとても愛らしいですね。夕暮れに映える格子越しの富士山もとても美しく描かれていますね。
通常の大判サイズです。全プランでレンタルいただけます。
浮世絵専用額について 現代絵画と縦横比が異なる浮世絵が美しく見えるよう計算された専用額です。浮世絵を際立たして見せることのできる木製の「黒塗り」の専用額に入れてお送りします。柔らかな雰囲気の場所に適した「白木」の額も用意しておりますので、こちらをご希望の場合は、ご注文時にご指定をお願いいたします。
[浮世絵サイズ] ・33.6 × 22.3 cm
[額サイズ] ・40cm×55.5cm×2.5cm ・約1.6kg
歌川広重
名所江戸百景