大判歌川広重 / 名所江戸百景高輪うしまち
たかなわうしまち
広重晩年の大作であり、当時のベストセラーとなったシリーズ「名所江戸百景」からの1枚です。
本作品の場所は現在の東京都港区高輪2丁目にあった車町(くるまちょう)あたりを描いたものです。寛永11(1634)年の増上寺建立、同13年の市ヶ谷見附の工事の際、当時江戸にはなかった重量運搬機である牛車を京都から呼び寄せました。工事終了後はそのまま江戸に残ったことから「牛町(車町)」と呼ばれていました。ダイナミックに牛車の車輪を描き、奥に見えるお台場にはたくさんの舟。中央には七色の虹が鮮やかに描かれています。浜辺に捨てられた西瓜も面白いですね。
通常の大判サイズです。全プランでレンタルいただけます。
浮世絵専用額について
現代絵画と縦横比が異なる浮世絵が美しく見えるよう計算された専用額です。浮世絵を際立たして見せることのできる木製の「黒塗り」の専用額に入れてお送りします。柔らかな雰囲気の場所に適した「白木」の額も用意しておりますので、こちらをご希望の場合は、ご注文時にご指定をお願いいたします。