大判歌川広重 / 名所江戸百景京橋竹がし
きょうばしたけがし
広重晩年の大作であり、当時のベストセラーとなったシリーズ「名所江戸百景」からの1枚です。
本作品の場所は現在の東京都中央区銀座一丁目にあった京橋と京橋川を描いたものです。京橋は日本橋から京都に向かう最初の橋であったことから「京橋」という名が付いたとされています。この京橋の親橋には擬宝珠(ぎぼし)が描かれています。擬宝珠が付けられた橋は、日本橋、京橋、新橋の3つの橋だけ、幕府が京橋を大切にしていたことが分かりますね。夜空には満月。月明かりに照らされた竹がしの穏やかな情景が伝わってくるとても素敵な作品ですね。
通常の大判サイズです。全プランでレンタルいただけます。
浮世絵専用額について
現代絵画と縦横比が異なる浮世絵が美しく見えるよう計算された専用額です。浮世絵を際立たして見せることのできる木製の「黒塗り」の専用額に入れてお送りします。柔らかな雰囲気の場所に適した「白木」の額も用意しておりますので、こちらをご希望の場合は、ご注文時にご指定をお願いいたします。