説明
[浮世絵サイズ]
・28.0 × 20.1 cm
[額サイズ]
・40cm×55.5cm×2.5cm
・約1.6kg
木版多色摺り(木版カラー印刷)の「錦絵(にしきえ)」誕生に大きな役割を果たし、後の浮世絵の発展に多大な影響を及ぼしたことから「錦絵の祖」とも呼び称された鈴木春信の作品です。
急な雨に慌てて洗濯物を取り込んでいる女性が描かれています。本作品は「絵暦(えごよみ)」として作られており、この作品の中には、干されている浴衣に「大、二、三、五、六、八、十、メ、イ、ワ、二」、女性が来ている帯に「乙、ト、リ」の文字が隠されていますが、見つけられますか?
この文字は、この年(明和2年)に、大の月(太陽暦において1か月が30日ある月)が何月なのかを示しています。乙トリも明和2年を表しているんです。
海外でもとても人気の高い作品で、ボストン美術館、シカゴ美術館などにも所蔵されています。